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東京諸島の楽しみ方33 1.野鳥の楽園“バードアイランド”

三宅島

©三宅島観光協会

三宅島は野鳥の生息密度が高く、別名「バードアイランド」と呼ばれています。中でも、天然記念物で絶滅危惧種に指定されている日本固有のツグミの仲間、アカコッコは島にとって自然保護のシンボル。赤褐色のお腹に愛くるしい顔つきが特徴です。イタチの捕食や畑の減少、噴火などによる生息環境の変化で個体数が大幅に減ってしまったため、現在では様々な取り組みによって保護されています。伊豆諸島では“アカッパラ”の愛称で親しまれているとか。

©三宅島観光協会

春〜夏は野鳥観察のベストシーズン。アカコッコを始め、5、6月に繁殖期のピークをむかえるカラスバト、タネコマドリ、イイジマムシクイ、オオバン、ウチヤマセンニュウなど、時期によって三宅島ならではのめずらしい野鳥を観察することがきます。特に、伊豆諸島最大の淡水湖「大路池」はバードウォッチングにはうってつけの場所。池で涼む野鳥の姿が目撃できます。その他、富賀(とが)浜、伊豆岬など様々な場所で観察できるため、観光がてらめぐってみては。

三宅島

2021.7.1