「訪れること自体が特別な体験」とされ、多くの旅人が憧れる青ヶ島。上陸するためには、まず八丈島に到着し、そこから定期船またはヘリコプターで移動することになります。いずれも就航は波と風の影響次第。欠航したり、接岸できず引き返したりすることも多いので、青ヶ島への旅は余裕のある日程が望ましいと言えるでしょう。
特に風が強まる1月から3月は、定期船が着岸できない日が増えるので来島者も激減するオフシーズン。また9月・10月は台風の影響を受けやすく、旅行の計画には注意が必要な時期となります。

青ヶ島へ観光客が集中するのは、波と風が比較的穏やかで大型連休がある4月・5月と、梅雨が明けて夏休み期間となる7月中旬から8月。オンシーズンとなるこの時期は、滞在にも最適です。昼には雄大な大凸部のトレッキングや地熱を活かしたサウナ体験を。夜は街灯の影響を受けない満天の星を眺めることができます。
どんな時期に目指すにしても、たどり着くことができたなら、感謝の気持ちが湧き上がるのが青ヶ島。天候や交通手段の状況を事前に確認し、計画をしっかり立てることで、旅人それぞれのベストな滞在を目指しましょう。